5月の中国の鉄鋼輸入量は63万1,000トンで、前月比4万6,000トン増加、前年同月比では17万5,000トン減少した。輸入品の平均単価は1737.2ドル/トンで、前月比1.8％下落、前年比4.5％上昇した。1月から5月までの鉄鋼輸入量は312万9千トンで、前年同期比37.1％減少した。輸入品の平均単価は1トン当たり1,728.5ドルで、前年比12.8％上昇した。ビレットの輸入量は102.7万トンで、前年比68.8％減少した。
5月の中国の鉄鋼輸出は42万4,000トン増の835万6,000トンで、59万7,000トン増と5か月連続の増加となった。輸出平均単価はトン当たり922.2ドルで、前四半期比16.0％減、前年同期比33.1％減となった。1月から5月までの鉄鋼輸出は3636万9000トンで40.9％増加した。平均輸出価格は 1,143.7 ドル/トンで、18.3% 下落しました。ビレットの輸出は9億3,000万トン増加の140万7,000トン。粗鋼純輸出は3,484万7,000トンで、1,605万1,000トン増加し、85.4％増加した。
鉄鋼製品の輸出
5月の中国の鉄鋼輸出は5カ月連続で増加し、2016年10月以来の高水準となった。板金の輸出量は過去最高を記録し、このうち熱延コイルと中厚板の伸びが最も大きかった。アジアと南米への輸出が大幅に増加し、そのうちインドネシア、韓国、パキスタン、ブラジルは前月比約12万トン増加した。詳細は以下のとおりです。
品種の状況
5月の中国のプレート輸出量は3.9％増の547万4千トンで、輸出総額の65.5％を占め、過去最高水準となった。このうち、熱延コイルと中厚板の変化が最も顕著で、熱延コイルの輸出量は10.0％増の187万8千トン、中厚板は16.3％増の84万2千トンとなった。これは2015年以来の高水準である。また、棒材と線材の輸出量は14.6％増の104万2千トンと過去2年間で最高水準となり、このうち棒材と線材はそれぞれ18.0％、6.2％増加した。
5月の中国のステンレス鋼輸出量は前月比6.4％減の35万2000トンで、総輸出量の4.2％を占めた。平均輸出価格は2,470.1米ドル/トンで、前月比28.5％下落した。インド、韓国、ロシア、その他の主要市場への輸出は前月比で減少したが、このうちインドへの輸出は歴史的な高水準を維持し、韓国への輸出は２カ月連続で減少し、ポスコは生産を再開した。