今年最初の２カ月でＥＵはＡＳＥＡＮを追い抜き、再び中国の最大の貿易相手国となった。
商務省が発表した最新データによると、今年最初の２カ月で中国とＥＵの二国間貿易は１３７１億６０００万米ドルに達し、同時期の中国とＡＳＥＡＮ間の二国間貿易を５億７０００万米ドル上回った。その結果、今年の最初の2か月でEUはASEANを追い抜き、再び中国の最大の貿易相手国となった。
これに対し、中国商務省の高峰報道官は、今年最初の２カ月でＥＵがＡＳＥＡＮを追い越して中国の最大の貿易相手国になったのは季節的なものなのか傾向なのかはまだ分からないが、「いずれにせよ、これは中国とEUの貿易の回復力と活力を反映している。」

2年ぶりに首位に返り咲いた
中国のNo.1 つの貿易相手国は以前は欧州連合によって支配されていました。2019年、中国とアセアンの二国間貿易は急成長し、6,414億6,000万米ドルに達し、初めて6,000億米ドルを超え、ASEANは初めて米国を追い抜き、中国第2位の貿易相手国となった。2020年、ASEANは再びEUを超え、中国の最大の物品貿易相手国となり、中国との貿易額は6,846億ドルに達しました。2021年、ASEANは2年連続で中国の最大の貿易相手国となり、双方向の商品貿易は8,782億ドルに達し、過去最高を記録した。
「ASEANが2年連続で中国の最大の貿易相手国としてEUを超えた理由は2つある。まず、Brexitにより中国とEUの貿易基盤は約1000億ドル減少した。中国の輸出品に対する関税の圧力を軽減するため、韓国の対米輸出の生産拠点は東南アジアに移り、原材料や中間財の貿易が活発化している。元商務省欧州局長孫永福氏はこう語った。
しかし、中国のEUとの貿易も同じ期間に大幅に増加した。高氏によると、中国とEU間の商品貿易は2021年に8,281億ドルに達し、これも過去最高を記録した。2022年の最初の2か月で、中国とEUの貿易は急速な成長を続け、1,371億ドルに達し、同時期の中国とASEAN間の貿易額1,365億ドルを上回りました。
Sun Yongfu 氏は、中国と EU 間の強力な経済貿易補完性が、中国と ASEAN 間の貿易シフトの悪影響を部分的に相殺すると信じています。欧州企業も中国市場に楽観的だ。例えば、中国は6年連続でドイツの最大の貿易相手国であり、中国とドイツの貿易は中国とEUの貿易の約30％を占めていると同氏は述べた。しかし同氏は、物品貿易が傑出している一方で、中国のEUとのサービス貿易は赤字であり、依然として大きな発展の可能性があるとも指摘した。「だからこそ、中国・EU包括的投資協定は双方にとって重要であり、双方は4月1日の中国・EU首脳会談を最大限に活用して再開を推進すべきだと思う。」